アバンギャルド茶会 アバンギャルドな人 【AVAな人 Vol.14】 陶芸家「潮桂子」(宇宙十職「火星」担当)~「釉薬」の魔術師!陶芸か?実験か?笑 工房見学レポート

【AVAな人 Vol.14】 陶芸家「潮桂子」(宇宙十職「火星」担当)~「釉薬」の魔術師!陶芸か?実験か?笑 工房見学レポート


陶芸家
潮 桂子 Ushio Keiko

潮桂子

宇宙十職「火星」担当

1977 埼玉県生まれ
1999 女子美術短期大学造形科生活デザイン専攻
陶磁器コース 卒業

1999~2003 CM制作会社勤務

2003 京都市伝統産業技術者研修 本科修了
2004 京都市伝統産業技術者研修 専科修了
2010 京都市伝統産業技術研究所 非常勤講師勤務

現在 京都東山にて制作

元CMプロダクションマネージャーという、これまた異色な陶芸家。学生時代に陶芸をされていたそうなのですが、『映像』という別世界に飛び込んだ潮さん。しかし、みなさんも想像されるように激務な世界!?案の定?体調を崩して、やむなく退職。

でも、映像と同じように『ものづくり』に携わることは止めたくなかった。そこで考えたのが学生時代にやっていた「陶芸」。さて、どうやってその世界に戻ろうかと全国各地にある、陶芸の育成機関を受けてみることに!

第一希望だった京都の試験場!しかし、当時は今と比べてかなりの狭き門。。。残念なことに入試試験に落ちてしまう。あきらめて違う職業訓練所に入ろう!と活動をし、とある訓練所への入所が決まっていたとか!?

ところが、入校式の数日前に

「一人辞退された方が、出たのですが如何ですか?」

という神のお告げが!?しかし!

「今、この場で決めてもらえませんか?」

という究極の選択!人生の分かれ道!?ひ~。笑
しかし、迷うことなく!

「はい。よろしくお願いします!」

と返事をしたそうです。ここから潮さんの本格的な陶芸家への道がスタート!

陶芸には大きく分けて

・カタチをつくる
・色を生み出す

という2つの流れがあるのだそうです。(細かく分解するともっとあるのですがあえて分かりやすく分解。笑)潮さんは現在、「釉薬」を中心とした色を究める活動をされています!

ここで疑問がひとつ。

近藤の質問「なんで“釉薬”にハマったんですか?」

京都の試験場は日本有数の釉薬の研究機関です。
はじめは、そこまで意識していなかったものの、次第に「釉薬」の魅力に取り付かれ現在は、「釉裏紅」や「玳玻盞釉」などの釉薬を中心とした作家活動をされています。

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ちなみにこれは彼女の工房にあった、宇宙十職に関連する色見本の一部。

京都試験場

実は、工房を見学する前に、現在は彼女の職場になっている試験場の見学をさせてもらっていたんです。笑 ここには日本有数の陶芸の釉薬に関する色見本がたっくさん!あるんです。それもクローズドな情報として保管されているのではなくオープンな情報として!釉薬に知りたい人であれば誰でも情報を閲覧できるとはすごいですね!

全国には釉薬について聞きたいけど、どこでどのように聞けばいいのかわからない!と悩んでいる陶芸家がたくさんいるとか!そんな人たちにもっともっと知ってもらいたいといっていました。

宇宙十職 色見本

そして、これは宇宙十職の試作!
どんなふうに発色するかが勝負の潮さんにとって0.1g単位の超微細な調整の世界。もはや、ここまで行くと陶芸というよりも「科学の実験」ですね。。。工房にある彼女の作業机はまさにそんな様子でした!笑

潮桂子 工房

左の「黄色」と右の「赤」はまったく同じ釉薬で同じ焼成方法なのに窯の大きさや温度、冷まし方の違いでこんなにも違いが!?

宇宙十職 色見本

それだけ、いろんな要素が複雑に絡み合っているのだということを知れて本当に面白かったです!奥深すぎです。。。多くの作家さんが

「釉薬にハマると抜け出せなくなるので。。。」

とおっしゃってました。確かにこれにハマったら他に何もできなくなってしまいそう!?汗

そのほかにもいろんな実験中の作品も見せていただきましたが、まさに「色の魔術師」ですね!さてさて、宇宙十職の「火星」の赤はどんな感じで表現されて出来上がってくるのか、今から楽しみでなりません!!!

■ 展示

2007.11 潮桂子 陶展【大丸京都店】
2008. 9 潮桂子 陶展【大丸京都店】
2008.11 潮桂子 陶展【ギャラリー美土里 東京】
2009. 5 潮桂子 陶展【高島屋京都店】
2009.11 潮桂子 陶展【アートサロン くら】
2011.11 京都女性作家5人展【日本橋三越】

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