アバンギャルド茶会 【書評】等伯/安部龍太郎 ~直木賞受賞!伝説の絵師について理解できたなり!

【書評】等伯/安部龍太郎 ~直木賞受賞!伝説の絵師について理解できたなり!


昔は「直木賞」「芥川賞」を受賞したら問答無用で読んでいました。
でも、ある日から読んでも正直「面白くない=ハズレ」と感じるようになり
無尽蔵に読むことを避けていました。

でも、今回のは「あたり」です!笑

等伯 〈上〉
等伯 〈上〉

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安部 龍太郎
日本経済新聞出版社
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千利休が登場するなどお茶と関係の深い題材=自分好みということを割り引いても
桃山~江戸という時代背景をとらえて、描写されている点は本当にすごいですね。

実は、この時代の「絵」については頭が大混乱。。。少々避けていた感も。。。
狩野永徳、俵屋宗達、本阿弥光悦 などなど。登場人物が多すぎて、またそれぞれが
個性的な活躍をしている。

でも、事実を列挙した解説本とは違い小説であれば「時代背景」と共に、
なぜそのような展開になったのか?ということを表現できるので門外漢の僕にでも
すっと頭に入ってくるのでいいですね。

あくまでも「小説」ですので表現については3割引きくらいで吸収するといいかもですね。笑

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