アバンギャルド茶会 アバンギャルドな読書 【アバ的書評】「茶道」雑誌のオンパレード「利休にたずねよ」効果

【アバ的書評】「茶道」雑誌のオンパレード「利休にたずねよ」効果


今月は「茶道」「利休」を特集した雑誌が一気に発売されてますね。
12月7日に映画「利休にたずねよ」の公開を控えていますのでその効果ですね!

多くの方に「茶道」を知って頂きたいという立場からするととても
嬉しい限りですが、ぱっと見た感じでもレベル感も様々でしたので
アバ茶目線でオススメポイントをまとめてみました!

雑誌だけではなく、茶道に関連した展示会もかなり開催されています!
巻末にまとめておきましたので、週末などに是非覗いてみてくださいね。

「茶道」のいろは 【入門者向け】

私自身も「はじめての茶道教室」を掲載して頂いておりますが、
はじめての方でも「茶道とはなんぞや?」ということを作法、道具、茶室など
多面的に見ることのできる一冊です。

歴代名物の茶道具がずらり 【初級~中級者向け】

芸術新潮 2013年 11月号 [雑誌]
新潮社 (2013-10-25)

「芸術新潮」というだけあって茶道具にフォーカスをあてた特集が興味深い。
武者小路千家の千宗置さんが多面的に道具について解説しているので「茶道具」
という視点から茶道を掘り下げたい方にオススメです。

ちなみに「写真」がめちゃくちゃきれいです!

千利休の入門 【入門者~中級者向け】

茶道からもう一歩踏み込んで、現在の茶道スタイルを確立した「千利休」に
ぐぐっとフォーカスをあてた一冊です。「利休好み」と言われる、千利休が
愛した茶道具の由来から、彼が残した逸話や名言。さらに弟子たちまで裏千家の
出版社が出しているだけあってかなり深い内容です。

でも、解説もしっかりしているのではじめての方でも読みやすい一冊です。

「ざ・茶道」を究める! 【上級者向け】

茶の湯 500年の歴史 (別冊宝島 2092)
無聊庵
宝島社 (2013-11-14)
売り上げランキング: 5,719

これはかなりディープな内容ですね。
茶道が抱える歴史的背景や変遷をかなり詳細まで落とし込んで
造られた企画特集はかなり読みごたえがあります。正直、僕も
ヘビー級!と感じる内容でした。笑

「千利休」を究める 【上級者向け】

千利休 (別冊宝島 2095)
千利休 (別冊宝島 2095)

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宝島社 (2013-11-15)
売り上げランキング: 26,992

ひとつ前の「別冊宝島 茶の湯 500年の歴史」に匹敵するくらいの
マニアック度?笑 『淡交臨時増刊 All about Rikyu 今、日本人が学ぶべき人』
を読んで物足りなかった方は是非こちらを手に取ってみてください!

【番外編】煎茶~抹茶まで お茶のいろは

ちょっと毛色が違いますが「お茶」自体にフォーカスをあてた一冊。
コーヒーとの対比が面白いです。(僕はコーヒーが飲めないので完全に
お茶のところにロックオンですが。。。笑)

茶道具 展示情報

井戸茶碗 戦国武将が憧れたうつわ
根津美術館 2013年11月2日(土)~12月15日(日)

光悦-桃山の古典(クラシック)
五島美術館 2013年10月26日(土)~12月1日(日)

国宝「卯花墻」と桃山の名陶 ―志野・黄瀬戸・瀬戸黒・織部―
三井記念美術館 2013年9月10日(火)~11月24日(日)

現代の名碗
智美術館 2013年9月14日(土)~2014年1月5日(日)

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