アバンギャルド茶会 茶の湯コラム 【茶の湯とビジネス Vol.1】「茶道」と「ビジネス」の関係性 ~意外と近い関係?

【茶の湯とビジネス Vol.1】「茶道」と「ビジネス」の関係性 ~意外と近い関係?

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「アバ茶(茶道)」は趣味です。

周りからは「明らかに趣味の領域、超えてるでしょ!」と言われますが、あくまでも「趣味」というスタンスを貫いています。

本業は「ITベンチャー」で事業開発(平たく言えば、企画?)をしています。転職するごとに「ついにお茶を本業に?」と言われますが、今のところ「茶道」を仕事にするつもりはありません。

IT系の知り合いには「茶道とは、対局のことしてますね」。茶道関連の人には「仕事、ITですか。真逆ですね」とどちらの方からも驚かれます。一見すると「対局」のようですが、僕の中ではとても近いものですし、両者があることでとてもバランスが良い状態を保てています。(この辺りは、後半で)

ですので、あえて「二足の草鞋を履く」ことを選択しています。

いろいろなことを同時進行させていないと気が済まない「マルチタスク大好き」タイプですし、複数のことをしていることで相乗効果が生まれると思っているので、「仕事(ビジネス)」と「茶の湯(茶道)」を両立させることで良い結果が出ます。(理由については、後半で!)

今、流行りの「働き方改革」を先取り?

ここ数年、政府が働き方改革と副業を含めた柔軟な働き方を提唱していますが、アバンギャルド茶会を始めた2009年からずっとやっています!ようやく時代が追い付いてきました。(もちろん、会社や担当役員が茶道の活動に対して、理解を示してくれたのが大きい。)

でも、何でこんなことができたのか?

それは、「本業」と関係ない「別の世界(=茶道)」をフィールドにしてきたからです。「副業=本業のスキル」という考え方が一般的ですが、この制度をうまく機能させるには「本業以外の世界」とどのように接続できるかがポイントです。

「本業」ではないところに新たな強みを持つことが、成功に秘訣な気がします。本業に関係することだと「利益相反」が起きやすいですし、本人はそのつもりでなくても周りがそう感じてしまえばそれまでです。(例えば、デザイナーがデザインの仕事を副業でするとか)

ITを活用して戦略的な茶道活動

では、僕が茶道を始めたときから「将来、茶道で商売しよう」とか「茶道イベントしよう」ということは、これっぽっちも考えていませんでした。3年くらいは先生についてお稽古をしていただけです。(ちなみに今も先生について修行中の身です。これを言うとまた驚かれますが、一生修行です!笑)

2009年に外務省の文化交流プログラムで同世代の文化・芸術活動をしている人たちと中国に派遣されました。そのときに多くの人から「茶道」に興味はあるけど、どうやって始めたらいいのかわからないということを聞いて、自宅の和室で「お茶会もどき?」みたいな感じで始めたのが「アバンギャルド茶会」です。

お点前とか作法は気にせずに、ただお茶を点てて、ワイワイ話すくらいのゆる~い回でした。毎回、友達が友達を呼んで、その輪が少しずつ広がっていきました。(もしかしたら、この時が一番面白かったかもしれません。やることなすこと、つながっていく感じがダイナミックでした。)

当時、流行り始めていた「Twitter」を使って、ネタのつもりで「今週末、我が家で茶会します!」とつぶやいたところ、見知らなぬ方々から「参加してもいいですか!」と予想外の反応。実は、今でも当時知り合ったお茶仲間もたくさんいますし、運営している茶道教室に今でも通っている生徒さんもいます。)

その時、初めて

「茶道の世界にITを掛け合わせたら、面白いことができるかも?」

と直感して積極的にSNSなどを活用していきました。すでに掲示板やホームページ、ブログを活用して茶道の活動をしている方もいました。さらに、茶道だけではなく日本文化全体でも同じような活動をしている方たちとも自然とつながり、活動範囲も広がりました。

「茶道×IT」
「茶道×男性」
「茶道×若手」

とこの世界では意外と思われることを組み合わせられたのも大きかったと思います。(普通に考えたら、普通なのです茶道業界では普通ではなかった?)

アバ茶はテストマーケティングの場

それならば、「茶道×IT」で一気に勝負を掛けたらいいのでは?となりますよね。実は、一度真剣に考えたこともあるのですが、「一生、茶道の先生だけをしていたいのか?」と自問自答した結果、僕はやはりビジネスをしているもの好きなんだなと考えたわけです。

その頃、仕事で「SNSを活用したマーケティング」について考えることが増えていました。しかし、面白い施策を思いついてもすぐに実践できるわけでもないのですが、ちょうどアバ茶が規模的にも内容的にも実験に適していたのです。

本業で試したいことを、先行してアバ茶で実験してみる。反応がよかったものを自分なりに考察して、それを本業で実践してみるという理想的なサイクルが出来上がっていました。まさに、お金を掛けずにテストマーケティングできる場所を持っていたのです。

「これは二足の草鞋を履いていたほうが得だ!」

と思ったのです。そのことで、思い立った瞬間にテストできたので、誰よりも「リアルな感覚値」を持つことができました。規模は小さいかもしれないけど、実数値も含めたリアルな感覚を持っていることは本当に役立ちました。何といっても「説得力」が違います。

扱うネタは違えども「マーケティング」の概念は変わらないし、うまく一般化すれば転用可能なノウハウになります。だから、趣味とは言え「本気」で取り組めば、取り組むほど相乗効果で「茶道」と「ビジネス」ともによい流れを作ることができていました。

「茶道」と「ビジネス」の本当の関係性は?

と、「アバ茶」と「僕の本業」の関係について書いてみました。
完全に個人的な話しになってしまいましたが、本当に「茶道」と「ビジネス」は密接な関係にあります。

その個別のお話しについては次回から!「茶道は究極的のビジネスシステム?」あたりから書いてみましょうかね。

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