アバンギャルド茶会 利休百首 【アバ的利休百首 vol.18】 茶はさびて心はあつくもてなせよ道具はいつも有合にせよ ~『情熱>プレゼンテーション>資料』という方程式!

【アバ的利休百首 vol.18】 茶はさびて心はあつくもてなせよ道具はいつも有合にせよ ~『情熱>プレゼンテーション>資料』という方程式!


今日、明日はお稽古です。
まさにこの気持ちを持って、皆様に心あるご指導をできますように!笑

 茶はさびて心はあつくもてなせよ道具はいつも有合にせよ

■一般的解釈

茶の湯は質素・簡素でかまいません。道具も今もっているものでかまいません。
でも、心だけはつねに最高な状態にしてお客様をお迎えして、おもてなししなさい。

■アバ的解釈

本来、

 「おいしいお茶一服を差し上げる」

のが最大の目的ですよね?茶室じゃなくても、正座じゃなくても。うん百万円する
お茶碗じゃなくても、等身大の自分で出来るおもてなしをすればいいんですよね!

背伸びしたってすぐに『化けの皮』はがれます!分相応でいいんですよ。
でも、道具はあるもので!無理はするな。道具はあるものを使えばいいじゃないか!
というだけではなくて

 「煩悩を捨てなさい」

というメッセージもあるような気がします。笑
『茶はさびて』は

 お点前を格好よく見せようとか、俺は出来るぜ!

とオレオレ主義になるのではなくて、心を鎮めありのままを!
『道具はいつも有合』は

 あれも欲しい、これも欲しい!
  これを買ったらどこで誰に見せようか?

と道具先行に考えるのではなくて、あるものをどうすれば違うように
見せられるか?を「考えなさい」と利休様はいいたかったのではないでしょうか?

つまり、
 
 心 > 点前 > 道具

という方程式でしょうか?笑
これを大事な商談に置き換えてみると

 情熱 > プレゼンテーション > 資料

ですかね?笑
商談にしても営業にしても、完璧な「資料=道具」を用意しても
そこに確固たる信念がなければ伝わるものも伝わりませんよね?

昔、先輩が一世一代の大プレゼンのときに「資料」と「模型」を
持って行くのを忘れたことがあります。笑 でも、彼は作る前から

 「この仕事はどうしても僕がやらなければいけないんだ!」

という強い想いを持っていました。(半端じゃなく)
当日、彼は身一つで自分の想いを1時間話しまくりました。
そして、ドラマのような逆転劇に見事その仕事をゲットします!

 おもてなし = 想い

をどう伝えるか?そこが肝ですね!

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■ 参考文献

利休道歌に学ぶ (裏千家学園公開講座PELシリーズ)
阿部 宗正
淡交社
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