アバンギャルド茶会 アバ茶オススメ!初心者から上級者まで「茶道」の本ベスト3

アバ茶オススメ!初心者から上級者まで「茶道」の本ベスト3


「アバンギャルド茶会」を始める前は、本好きが高じて「ブックコンシェルジュ」なるものをしていました。書評ブログを書いたり、

「こんなジャンルでおすすめの本はなんですか?」

というご質問に答える感じで選書してみたり。年間500冊くらい(小説、漫画、雑誌含め)の本たちと戯れる無類の活字中毒です。

そんなことを覚えている方から「茶道のオススメ本、教えて!」と聞かれることが多いのでジャンルごとにオススメの本をご紹介させて頂きます。「入門」「中級」「上級」から「小説編」と「マンガ編」と各ジャンルで3冊ずつです!

茶の湯 茶道 本棚

茶道入門

これから茶道を始めてみようかな?習い始めたけど、もう少し知りたいなあ~と思った方、まずはこちらからいかがでしょうか?

茶: 利休と今をつなぐ (新潮新書)/千宗屋
千利休直系流派「武者小路千家」の若宗匠が「茶の湯とは?」をかみ砕いて、初心者にもやさしく解説!

ペンブックス5 茶の湯デザイン (Pen BOOKS)
茶の湯は、総合芸術!と言われるだけあり、幅広いことを知ることができます。(ちょっと間違うと知らないといけない?笑)「プロダクトデザイン」から「茶の湯」を見たら少しは取っ付きやすくなるかな?

1 入門 割稽古・客の心得 (裏千家茶道 点前教則)
教本はあまりオススメしたくないのですが。。。まあ、まずは「点前作法」から入ることになるから仕方ないけど。。。習うより慣れよ!実践あるのみ!!

茶の湯「小説」編

小難しい文章だと眠くなっちゃうよ。。。という方には「小説」や「マンガ」から茶の湯の世界に入るのは如何でしょうか?

利休にたずねよ (PHP文芸文庫) /山本兼一
直木賞も受賞した「茶の湯小説」の決定版。フィクションも多いですが、史実には基づいていますので「千利休」が生きた戦国時代の茶の湯を感じ取る入門書としてよいです。

松風の家 上 (文春文庫) /宮尾 登美子
幕末~明治期は、茶道界においても激変の時代。
裏千家が生き残りをかけて取った起死回生の一手とは?この時代を乗り切れていなければ、今の裏千家、もしかしたら茶道もなかったかもしれませんね。

本覚坊遺文 (講談社文芸文庫)/井上靖
千利休後の時代を舞台とした回想録的な小説。
茶の湯を客観的な視点で描いているのがおもしろい。しかし、ある程度の茶の湯に関する予備知識が必要になりますのでご注意を!

茶の湯「マンガ」編

私は利休(全4巻)/早川光
茶の湯マンガといえば「へうげもの」ですが、
こちらのほうが現代の「茶の湯の世界」を垣間見れて面白い!(茶道ってこんなもの?というのが、ある意味リアル。)さあ、これからかな?というところで尻切れトンボ的に終わってしまったのが残念。(何かあったのかな?笑)

へうげもの(全25巻)/山田芳裕
まあ、これを紹介しないわけにはいきませんね。千利休の高弟「古田織部」を主人公とした、茶の湯マンガの決定版。
後半戦に差し掛かって、少々話しが間延びしてきた感じは否めませんが、「茶の湯」「歴史」「茶道具」などを総合的に知ることができるシリーズ!

ちょっとお抹茶しませんか―ゆるゆるほっこり茶道生活/渋谷陽子
お友達のデザイナーが書いた茶道入門!イラスト満載なので、読んでいてまさに「ほっこり」!

茶の湯 中級

茶道を深める―茶道心講/岡本 浩一
社会心理学者という視点から深く茶の湯に切り込んだ視点が大変勉強になります。3年くらいしてちょっと茶道に飽き始めていたころに救われてた一冊。(近視眼的になっていたので、茶道の懐の深さに気が付いていないだけの愚か者でした。。。)

一億人の茶道講座 心を耕す (淡交新書) /岡本 浩一
上記の続編的位置づけの一冊。是非、流れで読んでいただきたい。

月刊なごみ
裏千家が運営している出版社「淡交社」が発行している茶道雑誌です。毎月テーマ設定されているので興味あるテーマの号を読んでみてください!

茶の湯 上級

利休道歌に学ぶ (裏千家学園公開講座PELシリーズ)
「100個」の短歌スタイルでまとめあげた、千利休の教え。(本人ではなく、のちの人たちが)。気になる方はこちらのコラムもどうぞ!

【コラム】アバ茶的「利休百首」~千利休の教え100をアバ茶流に解釈

山上宗二記入門―茶の湯秘伝書と茶人宗二/神津 朝夫
千利休の高弟「山上宗二」がまとめた秘伝書。「名物」と呼ばれる「茶道具」の良し悪しについて勉強しましょう!

すらすら読める南方録/筒井 紘一
賛否両論の茶の湯論!?茶の湯の極意がまとまっているけど、「利休はそんなこと言ってないぞ!」という論壇で激論バトルも!でも、先人の知恵が詰まっているのに間違いはない!

茶の湯「本」の書評

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