アバンギャルド茶会 コラム利休百首 【アバ的利休百首 vol.35】 炭置くはたとへ習いにそむくとも湯のよくたぎる炭は炭なり ~その行動、「優先順位」あってますか?笑

【アバ的利休百首 vol.35】 炭置くはたとへ習いにそむくとも湯のよくたぎる炭は炭なり ~その行動、「優先順位」あってますか?笑


「お茶を点てるときの極意」3日目。
茶筅、棗、茶杓の扱いについての句を取り上げてきました。
今日は何はなくとも「湯」についての一句です。(正確には「炭」?笑)

 炭置くはたとへ習いにそむくとも湯のよくたぎる炭は炭なり

■一般的解釈

最近は住宅事情により、炭を使うのが難しくなっているので
代わりに「電熱器」に釜を掛けて「湯」を沸かさざるを得ないですね。

でも、本来の「茶の湯」は炭を使って「湯」を沸かします。
もはや想像もつかない世界へと踏み込んできた感じですね。笑

「炭」も入れる(お茶では「継ぐ」と言います)ためのルールも
細かく規定されています。

 炭置くはたとへ習いに

という部分ですね。でも!

 習いにそむくとも湯のよくたぎる

と言っています。炭を置くルールはあるのですが、諸事情によってどうしても
そのルール通りにやるとうまく「湯」が沸かない状況に出くわすかもしれません!
そのときは、そのルールに背いても「湯」がしっかりと沸けば、それはそれで
「炭」なのですよ!ということですね。

■アバ的解釈

ちょっと「基本の極意」って感じではなかったですね。笑
でも、あえて選んでみました!なぜかと言うと!

 何事も「優先順位」を見極めよ!

という教えが見え隠れするとても大事な句だなあと想ったからです。

 茶碗 < 釜 < 炭 < 湯

茶の湯の優先順位でいくとこんな感じのようです。
つまり、どんな立派な「茶碗」があっても「湯」がなければ何も出来ない!
どんなに美しく「炭」を入れられても、「湯」が沸かなければ茶はできない!

ひとつひとつ大事ではあるが、何が一番大事なのか!それを見極めてこそ
究極の茶人じゃぞ!ってことですね。笑

仕事の手順ってありますよね?
でも、その手順を変えてほうがより良い結果につながることって
ありますよね?つまり、ここも「優先順位」!笑

 何が一番大事なのかを見極める力

は、お茶でも仕事でも同じなんですね。
利休さま、基本だけおさえて「型」にはまっているだけでは
ダメなんですね?臨機応変に!笑

追伸:
昨日、先生から頂いた「手あぶり」
てあぶり

これから「炭」も気軽に使えそう。
この上に鉄瓶を乗せて茶箱のお点前しますか!笑

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■ 参考文献

利休道歌に学ぶ (裏千家学園公開講座PELシリーズ)
阿部 宗正
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