【レポート】二子玉川水辺茶会2017 ~ちょっと公園でお茶しませんか?アウトドア茶会「茶ンピング」
11月3日の文化の日「二子玉川水辺茶会2017」を開催しました。
当日まで「天気予報」がなかなか「晴れ」にならず、ドキドキ続きでしたが蓋を開けてみたら11月とは思えないような陽気に!まさに「茶ンピング日和」となりました。(外でやるときは絶対に雨が降らないという自己暗示にも近い想いを持っていますが、今回もちゃんと想いが通じました。笑)
4月に実験的に開催した時には「2席」でしたが、今回は「5席+ワークショップ」と規模を広げての開催となりました。当初目標「300名参加」と思っていましたが、結果的に「500名」近いお客様にご参加いただき、「抹茶」と「お菓子」が受付終了30分前になくなってしまう事態に。。。(ご参加できなかったお客様、本当に申し訳ございませんでした。)
「こういう趣向もいいですね!」
「若い人もこんなにお茶しているんですね!」
という反響を頂き、嬉しい限りです。イベントにトラブルはつきものですが、無事終了できてほっと一息です。毎年開催できるようなイベントに育てていきたいと思っていますので、ご興味持たれた方は是非一緒にイベントを盛り上げていきましょう!
言葉で届けるよりも当日のハイライトは写真にお任せします。笑
最後のほうに、ちょっとだけ「二子玉川水辺茶会」を通じて感じた所感を書いておきます。
やっぱり「受付」はイベントの顔ですよね!
茶席
濃茶練り練り。「まさかアウトドアで濃茶をいただけるとは!?」という驚きの声多数。
一時は長蛇の列!?「元祖アウトドア点前」茶箱!
ホスト役(亭主)は、なんとキッズたち!立派に務めてくれました。
テントもいいけど、こんな天気の時は青空の下もいいよね!
えっ?何してるの?
はい。「焼マシュマロ」です。コーヒーの代わりに抹茶もいいんじゃない?
「はじめての茶道教室 アウトドア編」「親子茶道体験」も開催!
茶席で使用していた畳は、地元世田谷の「海老沢畳店」の全面バックアップでした!テントやアウトドア用品は「モンベル」と「キャンパルジャパン」からご提供いただきました。
協賛ブース
伊藤園「抹茶アート」が大人気でした!(茶席の抹茶はすべて伊藤園でした!)
抹茶の合間に「コーヒー」もいいよね?(スターバックスコーヒー)
茶筅でコーヒーシャカシャカ!(キャンプ・アウトドア情報メディア「hinata」)
スタッフユニフォームは「Shi bun no San JUBAN Tシャツ」
なぜ「二子玉川水辺茶会」をしようと思ったのか?
最後に今回の「二子玉川水辺茶会」への想いを少し書いてみようと思います。取材を受けるときに必ず聞かれるのが「なぜ、この茶会をしようと思ったのですか?」という質問です。現代版「北野大茶会」と銘打っているように、430年前に時の権力者「豊臣秀吉」の発案で開催された、一日限りの大茶会を現代、それも自分が住んでいる「世田谷区」で開催したいと思ったことが発端です。(はっきり言って、ただの思い付きです)
ちょうど1年前に、世田谷区内の公園を使えないかと動いたのですが、思いのほかハードルが高いことを痛感させれていたころに、「二子玉川エリアマネジメンツ」という組織のことを知ります。ライズの完成により、二子玉川エリアの再開発が終了し、どのように地域と共創するかを考えて「東神開発(玉川高島屋)」「東急電鉄」「玉川町会」が母体となって作られた団体です。
彼らもちょうど「兵庫島公園」という地域資産をどのように活用するか模索しているところに、今回の茶会企画を持ち込んだことでタイミングがぴったりとあったことで話しがトントン拍子に進んでいきました。二子玉川周辺には「五島美術館」をはじめ、実は茶室も結構あり、茶の湯文化を醸成させるにはもってこいのエリアなのです)
ということで、単純な思い付きがあっという間にかたちになっていったのです。
行政との連携
しかし、これまで茶会やイベント開催してきた「百貨店」や「商業施設」ではなく、国土交通省と世田谷区にの行政によって管理されている「公園」を使うため、調整事項が思いのほか発生しました。当初は、「これは本当に大変かも!?」と思っていたのですが、直接「世田谷区」などと交渉するのではなく、その調整に長けている「二子玉川エリアマネジメンツ」という組織が間に入ってくれることで、気を付けなければいけないことや複雑な行政対応を担ってくれたことで思いのほかスムーズに調整を進めることができました。
これまでであれば、もっと長い時間や手間を掛けなければ実現できなかったことも
「運営主体」×「エリア管理団体」×「行政」
という三位一体の連携体制があったからこそだと思います。今回は「茶会」というかたちでしたが、この運営体制は茶会という企画や、世田谷区という特定エリアだけではなく今後他のエリアでも実現されることで市民一体型の地域づくりのモデルケースになるのではないかと考えています。そうすることでその地域特有の資産を活かした新しい産業や資源を生み出していけるはずです。
巻き込む力
そして、何より「二子玉川水辺茶会」は多くのスタッフと企業バックアップによって、ここまでスムーズな運営をできました。最終的にかかわって下さったスタッフは50名以上になります。おそらく「面白そう!」「自分たちもこんなことをしたい!」という共通の想いを持ったメンバーが集まってくれ、向かっていく方向が同じだったからこそ、ここまでの一体感を醸成できたのだと思います。
「二子玉川水辺茶会」は、ずっと続くイベントにしたいと思っています。是非、来年は同じ思いを持ったメンバーの一員となって一緒に盛り上げていきましょう!長く長く、二子玉川に根付くイベントであり、同じようなスタイルで全国同時多発的に開催されるように!
二子玉川水辺茶会 概要
【開催概要】「二子玉川水辺茶会2017」11月3日(祝・金)
主催:二子玉川エリアマネジメンツ/アバンギャルド茶会/世田谷区
後援:世田谷区教育委員会、国土交通省京浜河川事務所、ミズベリング
協賛:Shi bun no San、伊藤園、モンベル、海老沢畳店
協力:
二子玉川大山みちフェスティバル実行委員会
川崎市高津区役所
キャンプ・アウトドア情報メディア hinata
スターバックス コーヒー ジャパン株式会社
キャンパルジャパン株式会社(テント提供)
2017年4月29日(祝)開催
【レポート】「茶会」+「キャンプ」=茶ンピング!二子玉川水辺茶会!