アバンギャルド茶会 茶の湯コラム 【検証】「抹茶×お湯=黄金比率」を見つけろ!茶杓で「一杓半」、柄杓で「半杓」ってどのくらい?

【検証】「抹茶×お湯=黄金比率」を見つけろ!茶杓で「一杓半」、柄杓で「半杓」ってどのくらい?


誰が飲んでも「美味しい!」と言ってもらえる抹茶を提供したい。それが「茶の湯」を続けたいと思う、原動力になっています。

だから、ちゃんと「抹茶」と「お湯」のベストなバランス=「抹茶黄金比」を検証しようと思っていたのにできていなかったので、2019年のアバ茶はここから始動します。笑

「抹茶」と「お湯」のベストなバランスとは?

お茶のお稽古では、

抹茶は茶杓で「一杓半」、お湯は柄杓で「半杓」

と教えられます。が、茶杓も柄杓もサイズはまちまち。。。曖昧なものです。(自分でもそうやって教えておきながら、いい加減なものです。。。笑)

僕が茶の湯の稽古を始めたころ、抹茶は「1.75グラム」と教わりました。最近は少し多めの傾向なのか「2グラム」くらいが目安とされています。

でも、そもそも「2グラム」って実際どのくらいよ!って感じですよね?笑

実証!茶杓で「一杓半」すくってみた

ということで、何はともあれやってみましょう。

茶杓でしっかり目に「一杓半」すくうと2グラムになるはず。0.1グラム単位で測れるデジタルはかりも新調して、測ってみました!

ななななんと。

衝撃の事実!?いつも通り、茶杓で気持ち多めにすくってみたところ、

「1.4グラム」しかない。。。汗 そそそんな。涙

どれだけ、これまで適当にやってきたのか。。。反省。。。

ということで、改めて「抹茶黄金比」を探す旅に出ましょう。

基準を統一するために「井戸茶碗」をセレクト

何はともあれ「抹茶」と「お湯」の黄金比率を見つけ出すためには基準をしっかりとしなければいけませんね。

こういうときは、アバ茶色を捨てて、スタンダードな茶碗がいいですね。ということで、とてもシンプルな「井戸茶碗」にしました。これなら味のブレも少なくなります。

小島直喜 作 「唐津井戸茶碗」

小島直喜 作 「唐津井戸茶碗」

小島直喜 作 「唐津井戸茶碗」

口も広く、見込みもしっかりしているので抹茶の様子もわかりやすい。

「抹茶」の前に「お湯」の適量って?

お稽古とかでも「お湯ってどのくらいですか?」と聞かれるます。これまた、はっきりとした答えがわからない。。。こちらも改めてちゃんと検証してみましょう!

おおよそ「50ml」くらいかなあ?ということで測って茶碗にいれてみました。

小島直喜 作 「唐津井戸茶碗」

って、わかりづらいですね。。。でも、なんとなく「50ml」では少なさそうです。

ちゃんとメジャーカップで計量してますよ。笑

こちらで「80ml」なのですが、いつもこのくらいな気がします。(前の写真と比べて、リングのちょっと上まで入っているのが分かると思います)抹茶が入ることを考慮すると、普段お湯の量はこれと比べると若干少なくてよさそうですね、

とりあえず「お湯:80ml」を基準値にしましょう。

抹茶の「2グラム」ってどのくらい?

先ほど、茶杓で気持ち多めにすくったら「1.4グラム」だったのですが、実際「2グラム」ってどのくらいなんだろう?

抹茶

抹茶

違い、分かります?笑
ちなみに茶杓「二杓」で「2グラム」でした。なので、「2グラム」いれるためには「一杓半」ではなく「二杓」必要ですね。

抹茶接写

感覚的には「結構、多いな」って思うくらい入れないとダメですね。

抹茶「2グラム」に対して「お湯」の量は?

先ほど、計量して基準にした「80ml」のお湯で検証してみましょう。

抹茶:2グラム
お湯:80ml

飲んだ感じ、バランスは「グー」ですね。しかし、ちょっと一服にしては分量が多いかも。。。では、普段すくってた「1.4グラム」を基準にして、同比率にすると

抹茶:1.4グラム
お湯:55ml

くらいになるので、こちらで再検証!

抹茶

抹茶「1.4グラム」/お湯「55ml」

ちなみに先ほどと比較してみると!

抹茶

抹茶「1.4グラム」/お湯「55ml」

抹茶「2グラム」/お湯「80ml」

見た目では大差ないですが、「抹茶:1.4グラムお湯:55ml」がバランスと量的にちょうどよさそうです。

何だか比率が中途半端なので、分かりやすい比率に変換すると

抹茶:1.5グラム
お湯:60ml
(「抹茶:0.5グラム」に「お湯:20ml」)

ですね。

まずはこれが「基準値」です。
この基準値をベースに「濃目」「薄目」の好みをかけあわせると、自分好みの「抹茶黄金比率」を作り出せますね。

しかし、実際にお茶を点てるときに「はかり」や「メジャーカップ」なんてないわけですから、自分の体に感覚を刷り込むしかないわけです。

まだ抹茶は調整しやすいと思いますが、お湯は本当に難しい!そんなときのオススメは

抹茶は「気持ち多め」
お湯は「気持ち少なめ、迷ったら追加しない!」

がアバ茶流。これで、美味しい抹茶が点てられるかも?

いやいや。
「抹茶黄金比率」があっても、そもそも抹茶を美味しく点てられないとダメですね。そのためには「毎日一服」して、腕を上げてくださいね!笑

PAGE TOPヘ