アバンギャルド茶会 利休百首 【アバ的利休百首 vol.16】 目にも見よ耳にもふれよ香を嗅ぎてことを問ひつつよく合点せよ ~学んで、考えて、整理して、答えをだす!それでもダメなら聞け!笑

【アバ的利休百首 vol.16】 目にも見よ耳にもふれよ香を嗅ぎてことを問ひつつよく合点せよ ~学んで、考えて、整理して、答えをだす!それでもダメなら聞け!笑


あれあれ?なんか昨日とは言っていることが
違いますよ。。。どうしてだろう?笑

 目にも見よ耳にもふれよ香を嗅ぎてことを問ひつつよく合点せよ

■一般的解釈

目と耳を駆使して、作法や規則を学ぶだけ学んで体得しなさい。
そこで徹底的にやり抜いてこそ、昨日登場した

 茶の湯をば心に染めて眼にかけず耳をひそめてきくこともなし

の境地があると言うことです。茶道は仏教や禅の教えが深く根付いている「道」です。

■アバ的解釈

道を「極めよう」と思ったら、まずは地道な作業の繰り返しですよね?
そこをショートカットして境地に達するというのは、稀なことでしょう。

いきなり「心」に到達することはありませんよね?
学ぶ過程ではしっかり目で見て、耳でよく聴き、そして鼻すら駆使して
『五感=全身』で茶と向き合いなさいということではないでしょうか?

もしくは、

 

目で学び、耳で学ぶ。でも、焦ってはいけません!
 すう~っと深呼吸して、お香を香って心を鎮めて、
 疑問に思ったことを自分の頭の中で整理して、それでも
 分からないものがあれば、問いなさい。そうすれば、自ずと
 その道を理解できるでしょう。

といったところでしょうか?
いや~。完全に禅の教えですね。。。笑

でも、これってまさに仕事のときに取り入れたい考えだなあ~とつくづく
感じました。

 「どうすればいいですか?」

この聞き方は、学んでないですよね?笑

 「○○がいいと思うのですが、どうでしょうか?」

は、自分なりに学んで考えて、整理して現時点で自分が出せる最高の
答えに対して「どうでしょうか?」と問うていますよね。何につけても
学び、自分なりに答えを出しなさい。そのときにわからないことがあれば
聞くべし。ということですね!

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■ 参考文献

利休道歌に学ぶ (裏千家学園公開講座PELシリーズ)
阿部 宗正
淡交社
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