アバンギャルド茶会 【書評】神の器/申 翰均 ~井戸茶碗は決して「雑器」ではない!神様に捧げる「祭器」だった!?

【書評】神の器/申 翰均 ~井戸茶碗は決して「雑器」ではない!神様に捧げる「祭器」だった!?


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先日、この本を紹介しましたが「憧れと懐かしさ」という章で
井戸茶碗について書かれています。自他共に認める「渋好み」としましては井戸茶碗も
捨てがたい存在です。

井戸茶碗とは「朝鮮」から渡ってきた茶碗です。柳宗悦によって普段使いの雑器という説が
唱えられてからずっとそう信じられてきたが、本場韓国の陶工がそれに待ったをかけた!のが
この一冊です。

戦国時代の日本と朝鮮の様子を克明に表現しながら、両国の事情に翻弄される陶工の姿は
読み始めたら止まらず。。。気が付けば2日で上下巻を一気に読み切ってしまった。

うんうん。また新たな発見!これは今年一度韓国に行かないといけないですね。笑

神の器〈上〉
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ちなみにこちらを先に目を通しておくと「井戸茶碗」について
ざっと知識を仕入れることができるので小説がより一層楽しめると思いますよ!

井戸茶碗の謎
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