【アバ茶稽古】「小習い」科目一覧
裏千家で規定されている「小習い(茶箱含む)」の科目を種別やレベルごとに分類しました。点前概要をみて、チャレンジしてみたいものがあれば稽古連絡のときに「事前指定」をお願いします。(道具の準備の都合などもあり)
平点前
薄茶・濃茶共に「平点前」は大きく分けて2種類あります。応用編には「棚あり」でないとできないお点前もありますので、「棚あり」「棚なし」の違いをしっかりと習得しておきましょう。(棚はすぐに出せますので、「棚あり」を希望する場合は積極的に申し出てください・)
・平点前(通称「運びの薄茶」)
・平点前(棚あり)
「平点前」で基本の型を習得したら、「応用編」にもチャレンジをしてみましょう!(おおよそ難易度が低いものから高いものの順番で並べています)
アバ茶養成ギプス
「薄茶」の型を徹底的に強制します。(点前を止めながら徹底的に直しますので、点前手順が習得されていることが受講条件となります)
薄茶 応用編
・茶箱(卯の花点前・花点前・雪点前・月点前)
・貴人
・流し点
【季節限定】薄茶 応用編
・洗い茶巾(7月~8月)
・中置(10月限定)
・絞り茶巾(12月~2月)
・筒茶碗(12月~2月)
特別稽古
・茶箱(拝見あり)
・茶碗荘(薄茶)難易度「★★」
・貴人清次(薄茶)難易度「★★★」
濃茶(応用)/特殊点前
「濃茶平点前」は「通常稽古(濃茶枠)」でも実施可能です。まずは、濃茶の割り稽古からスタートしてみましょう。
通常稽古(濃茶枠)
・貴人(濃茶)
・包み帛紗
・大津袋
特別稽古
・貴人清次
・茶碗荘
・茶入荘
・続き薄茶
・重ね茶碗
点前解説
裏千家の初級は大きく分けて「入門(割り稽古・盆略点前)」「小習い」「茶箱」の3つに分類されます。ここでは「小習い」に規定される主要科目についての概要をまとめておきます。
貴人(きにん)
初めて聞く方は「貴人?」となると思います。(僕は初めて聞いたときは「キリン点前」だと思い込んでいました。。。苦笑)
貴人とは書いて字の如く「貴い人」を指します。例えば、宮様や高僧みたいな方を指しますので、日常的にお目にかかったりお点前をすることはないかもしれません。台の上に茶碗が乗っていて、恭しくお茶をお出しする点前です。
貴人清次(きにんきよつぐ)
貴人が「清次=お供」を伴ってきたときに行うもので、「貴人専用茶碗」と「お供専用茶碗」で別々にお出しする二碗点てのお点前になります。
荘もの(かざりもの)
「茶碗荘」「茶入荘」「茶杓荘」「茶筅荘」「軸荘」を総称して「荘もの」と呼びます。対象となる道具に由緒がある場合に用いる点前です。点前を始める前に水指の上に「茶巾」「茶筅」「茶杓」を飾り付けておくことから「荘もの」と呼ばれています。
大津袋・包み帛紗
茶入の代わりに「棗」を用いるお点前です。「棗」であっても「仕服」を付ければ濃茶器として使うことができます。でも、棗に仕服を用意できなかったんだけど、どうしても茶入として使いたい!というときに「大津袋」または「帛紗」を使うことで茶入として用いることが出来ます。(この違いについてはお稽古時に!)